データCADとフレームワークの対応表

データCADの属性・ビュー・出力は、データマネジメントの知識体系(DAMA-DMBOK2)、エンタープライズアーキテクチャ(TOGAF・ArchiMate)とイベント駆動アーキテクチャ、情報セキュリティ(ISO/IEC 27001・NIST CSF 2.0・SCS評価制度)、プライバシー(個人情報保護法・GDPR・CCPA/CPRA)、AIガバナンス(EU AI法・NIST AI RMF)、事業継続(ISO 22301)と移行計画(TOGAF Phase E/F)、そしてW3Cのメタデータ・オントロジー標準に対応しています。ワークショップで描いた図面が、そのまま各フレームワークの成果物になります。

DAMA-DMBOK2(11の知識領域)

データガバナンスを中心とした11領域。診断ビューでは各領域の成熟度(0〜5)を現状・目標で入力し、レーダーで差を確認できます。

知識領域データCADでできること
データガバナンスデータオーナー(責任部門)・スチュワード・カストディアンの3役割。「責任部門がない」「マスタにスチュワードがいない」を自動検知
データアーキテクチャ業務×部門×システムの3軸でデータの所在を構造化。TOGAFのデータ・マトリクスを自動生成
データモデリングとデザイン業務用語集(概念レベルの定義・同義語・上位概念)と、データ種別(マスタ/参照/トランザクション/分析/文書/メタデータ)
データストレージとオペレーションシステム種類(SaaS・クラウド・オンプレ・端末・AI・紙・人)、保管国、保存期間・廃棄ルール
データセキュリティ4段階の分類、C/I/A評価、物理分離、生成AIでの利用可否。部門×システムの機微データ集中マップ
データ統合と相互運用性所在ごとのCRUD。作成点のないデータ(出所不明)や、複数システムでの作成(二重入力)を検知
ドキュメントとコンテンツ管理紙・人の記憶も「システム」として描ける。属人化・紙だけのデータを検知
参照データとマスターデータマスタ・参照データを識別し、Single Source of Truth が崩れている所を検知
データウェアハウジングとBI分析データとデータプロダクト(データメッシュ)を区別して記録
メタデータ管理図面そのものがビジネス・技術メタデータ。DCAT・SKOS準拠で出力し、台帳の記入率を測定
データ品質完全性・正確性・一貫性・適時性・妥当性・一意性の6次元を1〜5で評価。低評価を所見に

TOGAF(ADM とアーキテクチャ成果物)

業務・データ・アプリケーションの3つのアーキテクチャ領域と、ベースライン→ターゲットの移行計画を1枚の図面で扱います。

TOGAFデータCADでの表現
Phase B ビジネスアーキテクチャ業務プロセス軸(業務機能=ケイパビリティでグループ化)と部門軸
Phase C データアーキテクチャData Entity / Business Function マトリクス(CRUD)、データ×部門マトリクス
Phase C アプリケーションアーキテクチャシステム軸と Application / Data マトリクス、システム間連携(Application Interaction)マトリクス
Phase D テクノロジーアーキテクチャ技術基盤(クラウド・SaaS・データセンター・ネットワーク・ブローカー)を3Dの土台として描き、Application / Technology マトリクスを生成
BDAT の4層ビュー(EAビュー)ビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジーを層で並べ、要素を選ぶと層をまたいでつながる要素をたどる(影響範囲の分析)
ArchiMate 3.1The Open Group の Model Exchange 形式で出力。Archi などで BDAT ビューが開く(業務プロセス・アクター・データオブジェクト・アプリケーション・ノード・イベント)
Data Security Diagram分類・物理分離・AI利用可否と、部門×システムの機微データ集中マップ
ベースライン/ターゲット期間(As-Is → 移行期 → To-Be)を時系列ダイヤルで切り替え
ギャップ分析比較モードと、追加・廃止されるシステム、移るデータの一覧(Excel・Markdownにも出力)
Phase E/F 移行計画移行先のないデータ(移行漏れ)を自動検知。ワークパッケージ・更改・保守期限は「時間軸と依存関係」へ

ISMS(ISO/IEC 27001)と個人情報保護法

Excel出力の「情報資産台帳」シートは、そのまま情報資産の目録として使えます。診断は次の規定を根拠に所見を出します。

根拠データCADでの扱い
ISO/IEC 27001 A.5.9 情報資産の目録1行1データの情報資産台帳(オーナー・C/I/A・保管場所・保存期間)
ISO/IEC 27001 A.5.12 情報の分類公開/社内/機密/極秘。個人情報を「公開」にしていないかを検知
個人情報保護法 第2条3項(要配慮個人情報)法令タグと分類の整合を確認
個人情報保護法 第18条(利用目的)個人情報がAIシステムで扱われている所を検知
個人情報保護法 第22条(不要時の消去)保存期間が決まっていない個人情報を検知
個人情報保護法 第28条(外国にある第三者への提供)国外のシステムにある個人情報を検知
番号法・電子帳簿保存法・J-SOX・営業秘密・輸出管理法令タグとして記録し、AI利用可否の自動判定に反映

イベント駆動アーキテクチャ(EDA)

システム間の連携を「イベント(非同期の発行・購読)」「API」「バッチ」「ファイル」「手作業」で描きます。3Dでは光の粒が流れ、ブローカー経由のイベントは建物の上のイベントバスを通ります。

観点データCADでの扱い
プロデューサー/コンシューマー発行元と受け手のシステム(業務も指定可)。受け手に所在が描かれていないデータを検知し、ワンクリックで所在を追加
イベントブローカーKafka・EventBridge・Pub/Sub などを技術基盤(ブローカー)として描き、経由する連携をまとめて表示
イベントの種類ドメインイベント・統合イベント・通知・変更データ取得(CDC)・コマンド、配信保証(最大1回/少なくとも1回/正確に1回)
AsyncAPI 3.0イベントの連携をチャネル(トピック)・発行/購読の操作・メッセージとして出力。ペイロードは運ぶデータの中身のモデルから
CloudEventsメッセージに type(トピック)と source(発行元)を付与
データコントラクトスキーマのないイベントを検知(ODCS・スキーマレジストリでの管理を促す)
越境・AIの判定連携で渡る先も所在とみなして、個人情報の国外移転・AIへの投入を点検

時間軸と依存関係(TOGAF Phase E/F・ArchiMate 実装と移行)

期間に年月を付け、システムの更改・保守期限・移行のワークパッケージ・業務の前提を記録すると、時間軸ビューで依存関係と矛盾が見え、診断・出力に反映されます。

観点データCADでの表現
Plateau(期間)As-Is → 移行期 → To-Be の各期間に開始・終了の年月。時間軸ビューの目盛り、保守期限・日程の突き合わせに使う(OWL-Time の time:hasBeginning / hasEnd で出力)
Work Package(ワークパッケージ)導入・更改・廃止・データ移行・統合・業務改革の計画。日程・状況・責任部門・到達する期間・対象(システム・業務・データ・拠点・技術基盤)
先行関係(finish-to-start)「先に終わっている必要がある」ワークパッケージ。先行より先に始まる計画を矛盾として指摘。循環は自動で断つ
更改(置き換え元)新システムが引き継ぐ旧システム。新旧の空白(サービス断)・長い並行稼働・置き換え先に載っていないデータ・後継のない廃止を点検
保守期限(EOL)システム・技術基盤の保守期限。期限を過ぎて使う計画、期限切れのまま稼働中を指摘(NIST CSF ID.AM-08・PR.PS-02、SCS「攻撃等の防御」)
業務の前提(依存関係)業務 → 業務の前提。その時点で前提の業務がなくなる矛盾を検知。依存のトレースで上流(依存している先)・下流(影響する先)をたどる
連携の存在期間連携の相手が導入前・廃止後になっている期間を検知(ID.AM-03 データの流れ)
変更の集中期間の切り替わりで、ひとつの業務が使うシステムが3つ以上入れ替わる時期を指摘(ITIL 変更管理・段階的な切り替え)
ArchiMate の Implementation & MigrationPlateau・Work Package・Deliverable と Triggering(先行)・Realization(到達)・Aggregation(期間に存在するシステム)で出力

拠点・地域と事業継続(W3C ORG Site・ISO 22301)

本社・工場・データセンター・クラウドのリージョン・自宅などを拠点として描き、部門・システム・技術基盤を割り当てると、データの物理的な所在が地図に出て、1拠点への集中や閉鎖の影響を点検できます。

観点データCADでの表現
拠点(org:Site)種類(本社・事業所・工場・倉庫・店舗・データセンター・クラウドのリージョン・施設・自宅)、国、地域名、座標(市区町村程度の粗さ。W3C Basic Geo の geo:lat / geo:long で出力)、開設・閉鎖の期間
物理的な所在の決め方システムの拠点 → 技術基盤の拠点 → 紙・人・端末・自社サーバは部門の拠点。保管国(越境の判定)も拠点の国から補う
地図ビュー拠点ごとのデータ量・分類の内訳・個人情報・極秘・止まると困るデータ、拠点をまたぐ連携、個人情報の越境(赤い破線)。期間を再生して移転を見る
ISO 22301 8.4・NIST CSF RC.RP・SCS「復旧」可用性3またはマスタのデータが1拠点にしかない、バックアップ・代替拠点が本体と同じ拠点、を所見に
拠点の閉鎖・開設閉鎖した(開設前の)拠点にシステム・部門・技術基盤が残っている時期を検知
医療・自治体の要求医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(非常時の事業継続)、地方公共団体の ICT-BCP を準拠ビューの適用判定に表示
ArchiMate の Location拠点を Location として出力し、部門・システム・技術基盤を Aggregation で結ぶ。バックアップ拠点は Association
プライバシーへの配慮番地・建物は持たない(座標は約100mに丸めて保存)。家庭では市区町村より細かい場所を書かない

予算策定と投資対効果(TCO・NPV・ROI・TBM)

システム・技術基盤の年間の運用費と、ワークパッケージの一時費用・効果を入れると、時間軸(As-Is → To-Be)に沿って年度別の予算と、「何もしない場合」と比べた投資対効果を計算します。

考え方データCADでは
TCO(総保有コスト)ライセンス・基盤・保守運用・社内工数(人月×単価)を年額で。期間の年月に沿って、システムが動いている月だけ計上(物価上昇率を反映)
Run / Change(TBM・IT予算の区分)運用(システム・技術基盤)と変革(ワークパッケージ)を分けた予算表。会計年度の開始月を選べ、Excel に貼れる形でコピー
何もしない場合(ベースライン)As-Is のシステムを使い続けた場合。保守期限(EOL)の後は延長保守の割増を上乗せ。計画との差が運用費の削減
支出ベースと損益ベース資産計上する開発・導入費は、稼働の翌月から償却年数(既定5年:自社利用ソフトウェア)で定額償却した損益ベースでも表示
NPV・IRR・回収期間年度ごとの正味(効果 − 投資)を割引率で現在価値に。累積がプラスに戻る月を回収とし、ワークパッケージ別にも計算
効果の確度業務効率化(時間×単価)・コスト削減・収益・リスク低減を、確度(高・中・低)とシナリオ(保守的・標準・楽観的)で割り引く
リスク低減(ALE)診断の所見1件あたりの年間期待損失を決めると、As-Is から所見が減った分をリスク低減の効果として数える
シナリオと感度分析計画の遅れ(旧システムが長く動き、効果も遅れる)・投資の上振れ・為替(外貨建ての割合)・物価・割引率を動かし、NPV が動く幅をトルネード図で比較
データの保有コスト(DMBOK のデータの価値)運用費を所在に配賦し、データ・ドメインごとに「持つのにいくらかかっているか」を As-Is と To-Be で比較
出力Excel に「予算(年度別)」「投資対効果」シート、Markdown(AI用)に予算と投資対効果の節。API:/api/models/<slug>/finance

文書からの自動作図(AI)

業務マニュアル・業務フロー・情報資産台帳・システム一覧・CRUD 表・設計書(CREATE TABLE)をまとめて入れると、業務 × 部門 × システム × データの図面を起こします。すべての候補に根拠(ファイル・場所・引用)が付き、採否を選んでから反映します。

考え方データCADでは
決まった形はルールで台帳・一覧は見出しの言い換えを自動で判別(見出し行が1行目でなくても可)。1セルに複数の部門・システムがあれば分ける。CRUD マトリクス・CREATE TABLE・基盤メタデータもルールで読む(確度:高)
自由な文章は AI でマニュアル・業務フローの本文と形の分からない表は Claude が読み、業務・部門・システム(紙・人の記憶も)・データ・所在(CRUD)・連携・用語・確認したい点を、原文の引用つきで返す。AI を使わない場合は語の形と動詞で拾う(確度:低)
名寄せと照合「〜システム」「〜部」の有無・括弧書きを同じとみなし、AI で略称・別名(SFA と Salesforce など)をまとめる。今の図面に同じ名前があれば照合し、空いている項目だけを埋める
未確認の明示業務・部門・保管場所が文書から分からないデータは「未確認」の項目に置く。3D で穴が見え、診断にも「所在を特定できなかった」と出る
確認したい点(ヒアリング項目)文書間の食い違い(責任部門・分類)、手作業の転記、どこにも書かれていない作成元などをまとめ、Markdown で保存できる
トレーサビリティ(DMBOK メタデータ)反映した項目は根拠と確度を持ち、右パネルで確認済みにできる。Excel に「自動作図の根拠」シート、診断に「根拠が弱い(要確認)」
個人情報の扱い文書は保存しない。AI に送る前にメール・電話番号・12桁の番号・郵便番号を伏せ、名簿・顧客一覧のような表は見出しだけを送る

攻撃シミュレーション(MITRE ATT&CK・ATLAS)

描いた部門・システム・技術基盤・連携・委託先と、記入した対策から攻撃グラフを組み、7つの典型的な攻撃が侵入口からどこまで広がり、どのデータが持ち出され(暗号化され)、どの業務が止まり、どこで検知できるかを3Dで再生します。

考え方データCADでは
攻撃グラフ部門(人と認証情報)・システム・技術基盤・委託先をノード、ログイン・端末の乗っ取り・連携・基盤の共有を辺にし、辺ごとの通りやすさを対策で下げる(例:多要素認証があれば盗んだパスワードでのログインは 0.15 倍)。複数の経路は「どれか1つでも通る」確率にまとめる
7つのシナリオランサムウェア・標的型メール・取引先経由・内部不正・端末の紛失・クラウドの設定ミス・生成AIへのプロンプトインジェクション。侵入口は指定しなければ被害が最も大きいものを自動で選ぶ
MITRE ATT&CK(Enterprise)経路の一歩ごとに戦術(初期アクセス・認証情報・横展開・収集・持ち出し・影響)と技術の ID(T1566・T1078・T1021・T1486 など)を表示
MITRE ATLAS(AI)AIへの攻撃は AML.T0051(プロンプトインジェクション)・AML.T0057(LLM からのデータ漏えい)。AIに渡る連携のデータも漏えいの対象
検知と封じ込めEDR(1時間)・ログ監視(6時間)のあるシステムに届いた時点で検知し、その8時間後より先への広がりを抑える。どこにも無ければ「検知できない」
復旧と業務の停止暗号化されたシステムで作成・更新している業務が止まる。代替(DR)拠点・バックアップ・「バックアップも狙われる」(同じ基盤が乗っ取られる)・バックアップなしで復旧の目安を分ける
物理分離の効果紙・金庫・人の記憶だけにある物理分離のデータには、内部不正以外の攻撃は届かない(3Dで盾を表示)
対策の効果(NIST CSF 2.0)多要素認証 PR.AA-03・暗号化 PR.DS-01・バックアップ PR.DS-11・ログ PR.PS-04・EDR DE.CM-09・パッチ PR.PS-02・アクセス権の棚卸し PR.AA-05・DLP を、仮に全システムへ入れた場合の被害の減りで順位づけ
出力Excel に「攻撃シミュレーション」(全シナリオの比較と経路)、Markdown(AI用)に想定被害の表。API:/api/models/<slug>/attack(scenario=all で比較)

NIST CSF 2.0 と SCS評価制度(★3・★4)

システムごとの対策(多要素認証・暗号化・バックアップ・ログ・EDR・パッチ・アクセス権の棚卸し・DLP・委託契約)を記録すると、機微なデータのあるシステムで足りない対策を所見にします。所見は NIST CSF 2.0 の機能と、経済産業省の SCS評価制度の7領域に対応づけます。

NIST CSF 2.0 / SCS評価制度データCADでの扱い
GV 統治 / ガバナンスの整備データオーナー・ドメインオーナーの不在を検知。自己評価(ティア1〜4)を現状・目標で入力
GV.SC サプライチェーン / 取引先管理システムの提供事業者・委託先を記録。個人情報を預けているのに委託契約(DPA)がない所を検知
ID 識別 / リスクの特定情報資産台帳・C/I/A・技術基盤の未設定・対策の未記入を検知
PR 防御 / 攻撃等の防御多要素認証・暗号化・脆弱性対応の不足、物理分離すべきデータの共有基盤への配置
DE 検知 / 攻撃等の検知ログ・監視、端末のEDRの不足
RC 復旧 / インシデントからの復旧正を持つシステムのバックアップの不足、人の記憶にしかないデータ
SCS評価制度の段階★3(自己評価+確認、有効1年)・★4(第三者評価、有効3年)の目標を設定。2026年8月に基本規程が施行、申請受付は2026年度末頃の予定

個人情報保護法・GDPR・CCPA/CPRA・NIST Privacy Framework

データごとに本人のいる国・地域、利用目的、適法根拠、販売・共有、子どもの情報、影響評価の実施を記録し、処理活動の記録(RoPA)を自動で作ります。

根拠データCADでの扱い
個人情報保護法 第17条・第18条利用目的の未記入、個人情報のAIでの取り扱いを検知
個人情報保護法 第25条・第28条委託先の監督(委託契約)、外国にある第三者への提供(保管国・連携先で判定)
GDPR 第6条・第30条・第35条EUの本人のデータの適法根拠、処理活動の記録、DPIA が必要そうな処理(特別な種類・子ども・AI)
GDPR 第44〜49条十分性認定のない国(米国は DPF 認証の確認)にあるEUの個人データを検知
CCPA/CPRA・CPPA 規則販売・共有のオプトアウト、センシティブ個人情報の利用制限、リスク評価(2026年1月から)
NIST Privacy Framework所見を Identify-P/Govern-P/Control-P/Communicate-P/Protect-P に対応づけ

AIガバナンス(EU AI法・NIST AI RMF・AI推進法)

AIシステムごとに用途・リスク区分・役割・人による監視・告知・影響評価を記録し、AIシステム台帳と主な義務・期日を出します。

根拠データCADでの扱い
EU AI法 リスク区分用途(採用・与信・教育・公共サービスなど附属書IIIの領域)から高リスクを推定。禁止・限定(透明性)・最小も選べる
EU AI法 第14条・第26条・第27条高リスクAIの人による監視・導入者の義務・基本権影響評価。附属書IIIは Digital Omnibus により2027年12月から
EU AI法 第50条人と対話する・コンテンツを生成するAIの告知と表示(2026年8月から)
CCPA ADMT(CPPA 規則)重要な決定(雇用・金融・教育・医療)の自動化。事前通知・オプトアウト・リスク評価(2027年1月から)
NIST AI RMF 1.0GOVERN/MAP/MEASURE/MANAGE の自己評価と、所見の対応づけ
AI推進法・AI事業者ガイドラインAIを活用する事業者としての指針。AI利用禁止のデータがAIに渡る経路(所在・連携)を検知

メタデータ・オントロジー標準(W3C ほか)

AI用の出力は独自形式に閉じず、標準語彙に接続しています。社内のデータカタログやナレッジグラフに、そのまま取り込めます。

標準使い方
DCAT 3データ資産は dcat:Dataset の下位クラス。業務用語は dcat:theme で結ぶ
W3C Organization Ontology部門は org:OrganizationalUnit、組織は org:Organization の下位クラス
SKOS業務用語集を skos:ConceptScheme / skos:Concept(定義・同義語・上位概念)で出力
OWL-Time期間は time:ProperInterval。各要素に有効期間(validFrom / validTo)
DPV(Data Privacy Vocabulary)個人情報フラグを dpv:PersonalData に関連付け
CSVW中身のモデルのエンティティ・項目は csvw:Table / csvw:Column を参照(dcad:Entity / dcad:Attribute)
SHACL / SHACL-SPARQL物理分離・AI禁止・個人情報の公開禁止・越境移転などのガードレールを機械検証できるシェイプとして出力
JSON-LD・RDF Turtle・OWLナレッジグラフ・RAGのメタデータ・トリプルストアに投入
プロパティグラフ(Cypher)Neo4j などに投入し、GraphRAG の土台に。MERGE なので何度でも流せる

これからのデータマネジメント

生成AI時代のデータ管理で求められる考え方を、図面の属性として持っています。

考え方データCADでの表現
AIガバナンス(AI事業者ガイドライン)データごとの生成AI利用可否(利用可/マスキングして可/禁止)を、分類・法令から自動判定し、AI用出力のガードレールに反映
人間中心のデータ管理共有基盤・AIから切り離して紙・金庫・人で守るデータを「物理分離」として明示
データメッシュ(ドメインオーナーシップ)データドメインを3Dのバブルで描き、ドメインオーナー・種別(ソース整列/集約/利用者整列)を記録。責任部門が品質を保証して公開する「データプロダクト」も印を付けられる
ドメイン駆動設計(DDD)境界づけられたコンテキストとしてのドメイン。コア/支援/汎用のサブドメイン区分と入れ子(バブルの中のバブル)
データコントラクト(ODCS v3)中身のモデル(スキーマ)・分類・AI利用可否・責任部門から Open Data Contract Standard の YAML を自動生成
アクティブメタデータ保存済みの図面はURLで常に最新の診断・出力を取得でき、AIエージェントから直接参照できる

データモデリングと基盤メタデータ

データ(キューブ)の中に、エンティティ・項目・キー・つながりのモデルを持てます。3Dで拡大すると中が見え、データ辞書(Excel)・Turtle・Cypher・データコントラクトにそのまま出力されます。

考え方・基盤データCADでできること
概念・論理・物理モデル(DMBOK 5)モデルごとに抽象度を記録。物理名と論理名(日英)、型、主キー・外部キー・業務キー、必須、個人情報の印
リレーショナル(ER)外部キーからつながりを自動で引き、キューブの中で関係のばねモデルとして配置
ディメンショナル(Kimball のスター)ファクトを中央、ディメンションを周りに置いて表示。会計・販売分析のデータマートに
Data Vault 2.0ハブ・リンク・サテライトを定石どおりに配置。監査可能な統合層の設計に
ドキュメント・イベントFHIR リソースや JSON、ログ・IoT のイベントモデル(病院テンプレートは FHIR R4 の主要リソース)
Microsoft Fabric / Power BITMDL(PBIP・Fabric の Git 連携)、model.bim(TMSL)、管理 API(Scanner)からテーブル・列・メジャー・リレーションを取り込み(Pro)
AWS・Google CloudAWS Glue Data Catalog(get-tables)、Amazon Redshift、BigQuery(テーブル JSON・INFORMATION_SCHEMA)から取り込み(Pro)
Snowflake・Databricks・dbtINFORMATION_SCHEMA.COLUMNS・GET_DDL・Unity Catalog、dbt の manifest.json(説明・テスト・制約)から取り込み(Pro)
個人情報の自動検出列名・コメントから個人情報・要配慮個人情報・マイナンバーらしき項目を見つけ、データの印・AI利用可否・診断に反映